引越し荷物の一時預かりサービスの料金相場や保管が安い業者6選

引越しをする際に、転居先に即日荷物を受け入れられるとは限りません。退居と新居への入居のタイミングが、何らかの事情でズレてしまうこともありうるからです。

人であればホテルやウィークリーマンションで過ごすことができますが、家具家電を含む荷物一式は同じようにはいきません。そんな時に活用したいのが引越しの荷物一時預かりサービスですので、その紹介をいたします。

引越し業者を1社で決めようとしていませんか？引越し料金は比較しないと高確率でぼったくられます。引越し日の3日前ならキャンセルも無料(法律)なので、一度引越し一括査定でどれくらい安くなるか体験してみることを強くおすすめします。

引越し荷物の一時預かりの料金相場・費用目安はいくら？

一時預かり期間	単身引越し	カップル引越し	家族引越し
一日	無料	無料	無料
一週間	5,000円	7,500円	10,000円
一ヶ月	15,000～20,000円	25,000～40,000円	35,000～55,000円
半年	90,000～120,000円	150,000～240,000円	210,000～330,000円

大手の引越し業者では有料で荷物の一時預かりをしてくれます。単身者の場合だと1ヶ月当たり15,000円～20,000円がボリュームゾーンですが、安い業者だと12,000円程から、高い業者になると50,000円程度費用が掛かる場合があります。

荷物が増えれば当然、費用も多くかかってきます。例えば3人家族の場合だと1ヶ月当たり35,000円～55,000円、中には20万円～とかなり振れ幅があります。

引越し業者が外部の保管業者に依頼する場合に料金が高く設定される傾向にあるので、自社で倉庫を保有している業者を狙うのがよいでしょう。

中には新築（もしくは建て替え）プランとして引越し作業料金の中に一時預かりの費用を含んでいる場合もあります。

また、保管期限についても無期限の業者もあれば5～6か月までと規定している業者もありますから、保管期限との兼ね合いを考えてプランを比較検討することは必須です。

①カルガモ引越センター【引越し荷物の一時預かりサービス2週間無料】

引越し荷物の一時預かりサービスは多くの業者が実施していますが、無料なのはカルガモ引越センターだけです。カルガモトランクルームという自前のトランクルームを完備しているため、そのようなサービスが可能になっています。

しかし、無料の期間は2週間のみ。それを超える場合には占有しているトランクの大きさによって変動します。

トランクには4サイズの展開があり、一番小さなサイズのSタイプ（0.7畳）では月額9,240円～、一番大きなL2（3畳）では月額33,000円です。

また、バイクや自動車などの大型荷物は要相談です。特に大型の荷物がなく、新居への入居が1ヵ月を切るのが確実な人であれば、かなり有力な候補になるプランではないでしょうか。

タイプ	料金 (税別)	サイズ
Sタイプ	9,240円~	0.7畳
	9,900円~	0.9畳
	13,200円~	1.1畳
	14,300円~	1.3畳
Mタイプ	17,600円~	1.6畳
	19,800円~	1.8畳
	22,000円~	2畳
Lタイプ	25,300円~	2.3畳
	27,500円~	2.5畳
	29,700円~	2.7畳
L2タイプ	33,000円~	3畳
	36,300円~	3.3畳
	38,500円~	3.5畳

②サカイ引越センター【建て替えプラン】

自宅の建て替えとリフォーム時のみに対応しているので、新居が決まっていない場合や海外転勤の一時保管には利用できません。

荷物料と期間により料金が変動するため、訪問見積もりが条件になっています。預け期間中は荷物の取り出しが一切できないのも注意点です。

荷物一時預かり料金の目安はおおよそ1カ月20,000円程度になります。※荷物量、預かり期間、預かり時期によって値段は大きくことなります。

③アート引越センター【一時預かりサービス】

アート引越センターもサカイと同様に、リフォーム、建て替え時のみ利用できます。保管期間に応じた保管料、入庫・出庫の際にかかる運搬作業費と、その他希望するオプションとの合算で料金が計算されます。

地域や引越シーズン(3/18～4/10)によっては対応が不可能なこともあるので、事前に問い合わせておくことが大切です。

アートの荷物一時保管料金の目安はおおよそ1カ月18,000円程度になります。※荷物量、預かり期間、預かり時期によって値段は大きくことなります。

④ヤマトホームコンビニエンス【わたしの引越】

ヤマトホームコンビニエンスは荷物の一時保管サービスは行っていませんが裏技的に利用できる方法があります。

ヤマトの単身パック「わたしの引越」なら、集荷日から最長一週間お届け日を選ぶことができるので、実質荷物の一時預かりが可能となっています。

ただし、ヤマトは現在家族向けの引越しを行っていないので、家族引越しに伴う荷物保管サービスは親会社であるアート引越センターに依頼することになります。

⑤日本通運【鉄道コンテナで1週間無料】

日通なら預り期間が1週間以内であればトラック輸送を鉄道コンテナ輸送に切り替えて保管料無料にしてくれるサービスもあります。

一週間以上の長い期間の場合は、提携しているハローストレージで通常よりも安い金額で利用できます。

具体的には以下の割引があります。

• Aコース(日通指定物件を利用する人)・・・初期費用10％OFF
• Bコース(日通指定物件以外を利用する人)・・・初月管理費（2,200円）無料

⑥プレミアムストレージサービス【豊富な保管サービス】

プレミアムストレージサービスなら、時価倉庫で多種多様な保管サービスを選択できます。

ロールボックス（かご台車）BOXなら最安一ヶ月6,930円税込から預けることができます。

ただし対応エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉のみとなっており、それ以外の地域は、他運送業者様や自分で入庫する「荷物受け取り保管プラン」になります。

ダンボール1箱320円から預けれる「minikura」もおすすめ

創業70年以上の寺田倉庫が運営する「minikura」は段ボール1箱320円から保管できる宅配型トランクルームサービスです。

大型荷物ではなく、段ボールサイズの荷物を預けるならトランクルームよるminikuraが断然安くておすすめです。

例えばダンボール7箱分を例にとると、既存のトランクルームが月5,000円〜なのに対して、minikuraは月2,240円〜で預けることができます。

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長期的に荷物を保管するつもりならトランクルーム専門業者に依頼

転勤などで数ヶ月～年単位で荷物の保管を依頼するならばトランクルーム専門業者に依頼するのがおすすめです。

一度契約すれば、自動的に契約が更新される業者が大半ですし、廃業など余程特殊な事態が発生しない限り、期間の上限もまずありません。

格安料金を希望するのであればコンテナタイプのものが最適ですが、このタイプはコンテナを雨ざらしにしておくタイプのもので、一切冷暖房や湿度管理などの空調はありません。せいぜい換気口が設置してあるくらいでしょうか。

真夏の熱気と湿度、冬の寒さの中放置されても品質に影響のないものしか預けられませんし、保管中の変質に関しては契約者の責任になる場合もありえます。できれば空調や警備体制がしっかりしたトランクルームを選びたいところですが、そういうところほどレンタル料は高く設定されているのは自明です。

しかし大切な荷物を預けておくのですから、預けている期間中に傷んでしまうよりは結果として安上がりになるでしょう。保険などと合わせて検討するのが望ましいですね。

下記に大手ならではのスケールメリットを利用した安くて信頼できる全国対応のトランクルーム専門会社を2社載せておきます。

無料のカルガモでも油断は禁物！引越し料金の総額を安くしたいなら相見積もり！

短期間の荷物の一時預かりについてのみに焦点を当てれば、カルガモ引越センターが最安値のように思えます。しかし、引越し費用の総額となると話は変わってきます。

カルガモセンターが高いと言いたいわけではなく、引越し料金と荷物の一時預かり料金の総額で判断する必要がある、ということです。

その意味では、もしかしたら資本力のあるサカイやアートが安くなる可能性もあります。

各社のサービス内容は予告なく変更されている可能性がありますので、真偽の程は業者に直接問合せください。